先日、友人とスカイプをしていてこんな話をされた。
「今までずっと2人でバカな話も真面目な話もどんな話でもしてきていつもすぐ近くにいたのに、離れてしまったら涙が出るぐらい寂しい」
まるで恋人に振られたかのような話だ(笑
この話はその子(女の子)の大学の友達が留学に行っちゃったっていうシチュエーションの話です。
まあ、最初は「どーせ女の子ってそういう風に過剰に仲の良さをアピールしてくる子もいるしな。その類でしょ。」
とか思ったわけですよ(ごめんよ(笑
でも、その後もちょいちょいその子の話が出てきたし、普段のその子の性格と照らし合わせてみて、あぁ、これは本心だ。ということが分かった。
そこで思った。
そんな風に思えるような人ってそうそう出会わんな。と。
まず第一、包み隠さず真面目な話もできて、おふざけたトークもできるような人ってそうそういない。
片方だけできる。なんていう人なら結構いるかもしれない。けど両方となると話は変わってくる。
正直、その子のことを羨ましいと思った。
でも自分にそういう出会いが全くないのか。と聞かれれば、決してそうではない。そして、仮に今なかったとしても、遅いか早いかの違いであってきっと出合えるチャンスはある。なんせ日本だけでも1億3千万の人、世界で見たらその何十倍もいるからだ。
だからこそ、僕は「一期一会」を大切にしたいと思う。
そのことを書いてみたいと思います。
■ ITが変えるおもてなしの概念
一期一会の正式な意味を調べてみたところ
「一生に一度きりの出会い」
と、出てきました。
これは日本の茶会の文化から来ている言葉で
「茶会に臨むときはその機会を一度きりのものと考えて、精一杯の誠意を込めて相手をもてなせ」という考え方に基づいたもののようです。
まだITが発達していない時代のことを考えると一期一会という概念は大切なものだったんじゃないかと思います。
今のように電話やメールなどがない分、事後の連絡をとることは難しく、いかにその場で自分の存在を知らせその人と繋がるか、がとても重要だったのではと思います。
しかし、現代では電話やメール、はたまたSNSの発達によって事後の繋がりを保つことが容易な時代になりました。極端な話、リアルで出合った場で相手と強くつながれなかったとしても、その後のITを駆使した交流で強くつながることも可能になったわけです。
僕がここで言いたいのは、ITがあるから連絡先だけ交換していれば別にリアルの場でのつながりをおろそかにしてもいい。大丈夫だ。という話ではありません。
リアルな場での出会いも、その後の交流の仕方も、両方重要で、昔と比べて現代は関係を築ける幅が広がっているということです。
リアルな場で意気投合して連絡先を交換して、事後の場でも密に連絡を取り合って、昔と比べるとより早く深くつながれる関係を築くこともできますし
逆にリアルな場では相手のことがいまいち分からなかったけど嫌な人とは思わなかったので連絡先を交換して、ちょっとずつ相手のことを知っていく中で意気投合する、なんてこともあると思います。
一期一会のおもてなしは、その場、リアルな場のみの動きでしたが、現代では事後の場にもその範囲を広げていると僕は考えます。
つまり、一生に一度の貴重な出会いの大切さが、その場に加えてその後にも範囲を広がっているということです。
誰とでもつながれ。なんて言うつもりはありません。
でも昔と比べて、より多くの人と出会えてより簡単につながれる現代には、今まで以上に自分にとって大切な存在になり得る人と出会える機会があるのです。
大切な人と出会える数が増えずに、表面的な人と出合える数が増えているのは、積極的に事後的なおもてなしを実行している人がまだあまりいないからです。
SNSは絶好の事後的おもてなしツールです。
メールと違って相手は自分の思うことを不特定多数の人に向けて書きこむので、それに対して誰でも反応することができます。事後的交流の機会を増やしてくれているのです。
茶室のおもてなしに比べるとそれは陳腐なものですが、イイネや返信をすることで会わずとも自分の好意、はたまた存在を相手に示すことができます。
shyにならずに、自分から壁を作らずに、その人に対して特に悪い気が起こらないのであればどんどん事後的なおもてなしをしてみてください。
会った時には思いもよらなかった人と、もしかしたら素晴らしい関係を築くことになるかもしれません。人と多くつながれるようになった時代だからこそ、大切にしたいことだと僕は思います。
今回も自分にも向けた意味で書きました。
気づいた方もいらっしゃる(はず!笑)かもしれませんが、バナーを変更しました。自分で撮った写真をアプリで加工したものに"GO FOR IT."というメッセージを載せたものです。
秋っぽい感じに変更したいなぁとずっと思ってて変更してみました。秋っぽさがちゃんと出ているかは微妙ですが、個人的には悪くないかなと思います。
あ、ちなみに今回記事内に使用した写真も自分で撮ったやつです。これからはこういう自分の写真をどんどん使っていけたらなと思ってます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
なにかご意見ご感想あれば、SNSなりなんなりで連絡下さい。辛口なご意見などもお待ちしております。
Alpaca
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