
true / pittaya
もっと本音って言っていいんじゃないか。
と、僕は思います。
なんでかって言うと、嫌われるのを恐れて本音を言わない関係を続けてるがために逆に自分が損をしているような人をたまにみかけるからです。
相手を傷つけたくないとか嫌われたくないとか言う理由で本音を避けるというのは分かります。が、それを続けるのが本当にお互いにとっていいことなんでしょうか。
初対面の人だったり、一時的に関わりのある人であるなら、それで済ませるのもいいかもしれません。
でも、友人であったり恋人であったり組織であったり。長く関わりたい、関わっていく相手に対して本音を避けるという行為は、長期的な目で見て結局だれも得をしないと思います。
人との関係性を保つ上で、お互いのことを理解するということはとても重要なことです。人である以上、みんな違う人間ですから、相違な点が必ずあります。そこにぶち当たった時に、正面から本音を出し合って向き合うことをしないと、時間が経つに従ってわだかまりが大きくなり、結果として何とも言えないやりにくさ、居心地の悪さを感じることになると思います。
良かれと思って本音を避けていると逆にその関係性を悪くしていることがあるということです。
完璧な人間なんていないですよね。
そのため、自分と合わない点が出てきても不思議ではありません。そこが見えたときにすぐに切り捨てようとするんじゃなくて、人間の考えなんて多種多様なんだからまずは本音で向き合ってみるって考えることが大切なんじゃないかと思います。
相手の考えを聞いた後に一度自分の中で受け止めて、その後、本当に合うのか合わないのかを考えればいいと思います。もっと言うと、合うか合わないかは完全なる二択であり、実際は、相手の話を聞いてみて、合う合わないに関わらず、○○な考えを持って××な行動、発言をする。ということが理解できたのであれば、それは相手を受容できたということに繋がると思います。
相手を理解し、受容できたのであれば、本音で話し合う前に感じていたやりにくさや居心地の悪さはなくなっているはずです。そうすることで、今まで以上のよりよい関係性を築くことになります。
組織も似たようなもので、ずっと一緒にいると、やりにくさや居心地の悪さを感じてしまうような組織の問題も当然出てきます。それが生まれるのは全く同じではない人間どうしが集まっているからごく自然なことであって、その問題に対して、組織がぐちゃぐちゃになるからといって本音を避け続けていると、かえってどんどん問題は大きくなって、組織自体の機能を衰えさせてしまうことになると思います。
だから本音で向き合ってみることで、話し合いの場はいろんな意見が飛び交って時に不快になることもあるかもしれませんが、長期的な目で見て、組織のため、組織に属している人のためになります。
自分にとっても相手にとっても本音で話してお互いを理解することは、結果として合う合わない、受容できるできないということが分かり、お互いがどういうスタンスで相手と関わっていくのがお互いにとってベストなのか、ということが分かります。つまりお互いの関係性を向上するきっかけになるのです。
また、本音を言ったことによって関係性の向上がポジティブに働けば、そこにはより強い信頼関係も生まれているでしょう。
これが本音の言うことのメリットであり、大切にしたい点だと思っています。
最後に+αなこととして述べると、自分のことに対して本音を言われるというのはとても貴重な機会だと思います。
本音を言われるのは時に聞きたくないことだったりすることが常ではありますが、客観的に自分を知るという貴重な機会になります。
自分のことは自分ではよく分からないのが人間です。相手の意見をどうとらえるかは自分次第ではありますが、少なくともよりよい自分にするための手掛かりを本音は与えてくれるはずです。本音の意見は大切にすべきだと思います。
そして本音を言ってくれる相手も大切にしないといけないと思います。
単なる悪口、不満ではなく、自分のことを思って、また自分と相手との関係性を思って本音を打ち明けてくれる人は、少なくとも自分を一種の特別な存在だと思ってくれているはずです。
そのような人は世界広しといえど、出会う数はそう多くはないでしょう。だからこそ大切にするべきだとおもいます。
以上、本音のことについてつらつら述べましたが、関係性を向上させるためにも、自分の力にするためにも、まずは相手の意見を自分の中で受け止めてみるということが大切です。それができないと、どんな意見も無意味になります。全く聞こうとしないのも、何も考えずそれに従うのも、どちらも良くありません。
関係性の向上のためにも、自分のためにも、相手から言われる本音に対しては謙虚な姿勢で聞けるようになりたいものです。
Alpaca
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