Alpaca's blog

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2011/11/12

"問題意識"と働くということ

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この間、フリーランスとして活躍していらっしゃる方にお話を聞く機会がありました。


定職を持たずに様々なフィールドで様々な方と協力して活躍している方なのですが、就職や仕事の話をお聞きしたときに、その方が強くおっしゃっていた"問題意識"。今回はそれと、それにまつわる話を3つに分けて書きたいと思います。






 1 満たされたニーズを満たすのではなく" 問題意識"を持て


Our problems
Our problems / becca.peterson26




僕たちはなんで働くんでしょうか。というか、そもそもなぜ仕事っていうものが存在するんでしょうか。


それは、「まだ満たされていないニーズが存在するから」だとおっしゃっていました。


例えばコーラ飲料水。開発された当時は衝撃だったかもしれません。今までにない味、これをもっと多くの人に届けよう!と思い、企業はその味を世界に伝えることに熱意を持って働いていたと思います。


しかし今はどうでしょうか。もうすでに日常では普通なものになっていて製造、流通など生産して人々に届けるまでの基盤が既に整っています。コーラ飲料水のメーカーで働いている方を否定する気は全くないのですが、既にニーズを満たす基盤の整ったコーラ飲料水を売るために精を尽くすことについて、少し戸惑ってしまうところがあります。


それに、そもそも、コーラがなくとも水を飲めれば人間は生きて行けるわけで、極端な話、コーラがなくても誰も困らないし、それだったら少しでも世界での飲み水が増えるにはどうしたらいいのか、という問題と戦っていった方がやりがいもあるのではないか。とも思います。
コーラがなくなることで悲しむ人は当然いるとは思いますが、世界を変えたい、世の中のために仕事がしたい、そう考えるのであれば、砂糖水を売ることに対して多少の違和感を感じてしまうのが自然でしょう。


ではどうすればそのような違和感を感じないですむのでしょうか。それが"問題意識"を持つことです。
日常生活している中で「なんでこんなのがあるんや。ありえねぇ!おかしい!」と感じるものに対してそれを変えていく。問題を解決して行く。それが社会に対しても自分に対しても、本当の意味で良いことなのではないでしょうか。






 一度で良いからNPOなどの方の話を聞いてみる





















じゃあどうやったら問題意識を持てるのか。一度、NPOなどの社会的問題の解決に取り組んでいる方々の話を聞きに行ってみるのもいいのではとおっしゃってました。


社会的問題を解決することだけが世の中の問題を解決すること、ニーズを満たすことだとは決して思っていないですが、少なくとも前述したコーラのような無くても誰も困らないものを売って行くことは必ずしも必要なことではないのかもしれないですが、社会的な問題は必ず解決しなければならない問題です。


けれど、僕も含めおそらく多くの人たちはそれを知りながらも、今ある社会的な問題の現状を知らないし、どんな人たちがそれに関わっているのかも知らない。知らないことには興味も湧かないし判断もできない。


そういう意味で一度話を聞きに行くのもありかなと思いました。知らないことには問題意識を持つもくそもありません。
僕は近々お話を伺いに行く予定です。




 成長は自分で作れる



















よく「成長したいからあの会社に行く」という会社選びの理由を聞く(自分もそう)と思うのですが、それに対して「本当にそうなのか」とおっしゃってました。


実際問題、成長するかどうかというのは、どれだけ能動的にやれたか、時間を作れたか、考えられたかなどなど、自分次第なところが大きく、「成長したいからあの会社に行く」というのはどこかで自分に言い訳をしているのではないかとおっしゃっていました。


成長して叶えたいものがあれば、先延ばしにせずに今それに向かって走れば良いと思うし、解決したい問題があるのならそれに取り組めば良いと思います。直接関わることが一番自分の求める成長になるのかな。と思います








どうでしょうか。
お話しした中でも特に印象的だったのことを載せてみました。
僕個人としては共感できることばかりで、仕事というものが自分のためではなくて相手のためにすることである以上、また目的とやりがちを持って仕事をして行きたければ、「問題意識」を持つことは「やりたいこと」を探すことより遥かに重要だと思います。


その一方「成長」を求めて会社に入るのはありなんじゃないかな〜と思ってしまう部分もあります。
やっぱり環境というのは重要で、自分が切磋琢磨し合えるような環境に身を置くことは、自分が成長をするうえで有効かなと思ってしまいます。
会社に頼らずとも自分の力で環境を作ることはできますが、会社の環境に頼っても全然良いように僕は思います。


しかし、おそらく良くないのはただ「成長する」というだけの理由でその会社に入ること。成長の目的がない、アバウトというのは危険な気がします。
後々変わっていってもかまわないから何か自分の中で持っていたいものです。




ご意見ご感想など、左のFBページで受け付けていますのでお気軽にどうぞ!


ではでは。


Alpaca





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